床見切りが果たす役割は重要
住宅をリフォームする際、特にフローリングの改修工事では床見切りという単語が出てきます。でも床見切りはどういった機能があるのかあまり知られていません。どいういった機能があるのか見ていきましょう。
フローリングの貼り方向を変えるため
フローリングの形状をご存知でしょうか。厚み12㎜、幅が30㎝、長さが1818㎝の板で長手方向に溝があるのが一般的です。このフローリングをお部屋の床に貼っていくのですが、通常の貼り方ですとお部屋の長手方向にフローリングの長手方向が平行になるように貼っていきます。この貼り方がキレイに見える貼り方として一般的です。廊下も同様に長手方向の床面に対してフローリングの長手方向が平行になるように貼っていきます。もしこのお部屋と廊下が接点がある場合でフローリングの貼り方向が異なる場合は間に床見切り材を入れて対応していきます。
床の段差を緩和する
床の改修工事をするとき既存の床にフローリングを上貼りするなど床の高さが変わった場合には、変わらない床との間で段差が出来てしまいます。そんな時に床見切りを間に入れることで段差を感じなくする方法を取ることが出来ます。床見切りには厚みがありますのでこの厚みを利用する訳です。
床材を変更したい場合にも床見切りを使用する
床のリフォーム工事をする時、部分的に床材を変えてることがあります。クッションフロアにするとか。フロアタイルにするとか。床用のタイルを貼るというのもおしゃれですね。そんな時にも床見切りが大活躍。床見切りの形状も多岐に渡ります。材質によって変えていきます。
既存の床材を抑える機能も。
クッションフロアやフロアタイルなど薄い材質の床材は、ベランダ掃き出し部などの端ははがれやすいので金属製の床見切り材で剥がれ防止の役目を果たしてくれます。
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