押し入れ

押し入れからクローゼットに。その工程を知る。

要望が多いリフォーム。押し入れのクローゼット化

要望の多いリフォーム工事で和室の押し入れをクローゼットにしたい!というのがあります。どういった形で工事が進むのか知っておくのも良いと思いますのでご紹介しましょう。

まずは解体工事から

クローゼットにする訳ですから、いまある襖は当然いらないことになります。まずは襖の撤去から。天袋がある場合には天袋の襖も撤去してしまいます。次に枠ですね。建枠と敷居 鴨居 中鴨居などもあれば同時に撤去します。問題なのが押し入れ内部の棚関係です。中段などですね。中段はクローゼットにするには邪魔になるため(ワンピースやロングコートなどの長めの洋服がかけられないので)当然に撤去してしまいますが中鴨居の奥の棚は新しいクローゼットの枕棚として再利用できる可能性がありますので最初の解体工事では残すようにします。押し入れ内部に貼ってあるベニヤも破損等がなければ残します。

大工工事

解体工事は、細かい所まで解体はしません。細かい解体作業は大工さんの仕事の範疇になります。というのも大工さんにより仕上げ方(造作の仕方)が異なる場合があり、Aの大工だんにとっては「これは解体しておいてもらいたかった」という部位があった場合でもBの大工さんでは「これは残してもらって正解!」というように分かれるため細かい所まで解体することはしません。ですから大工工事と言っても仕事の最初は自分が工事を進めやすいように若干の解体工事から始まるのが常です。

大工工事の最初

大工工事として最初に取り掛かることと言えば押し入れ内部の壁の補強工事から。押し入れの内部はベニヤが貼られているのですが中段を取ってしまったので、壁が少し弱くなっています。下地を補強しつつ既存のベニヤの上にボードを貼ってクロスがキレイに貼れるようにしておきます。また襖枠の撤去に伴い押し入れ正面の壁と押し入れ内部の壁との「取り合い」部分も脆弱になっているので下地を補強しつつ新しい壁を造作しておきます。

押し入れ内部の床部分も注意を!

押し入れのある部屋の床の状況にもよりますが、押し入れの中の床部分も大工工事の対象になるケースがあります。クローゼットが3方枠か4方枠かでも変わってきますし、既存の押し入れの床が再利用できるとしても仕上げをどうするか検討する必要がありますね。押し入れの場合はベニヤがはってあるのが普通ですがベニヤのままで良いのか、一度既存床組を解体して新たに床を組みフローリングにするのか。

アイコン名を入力

クローゼットの3方枠とは上枠と縦両脇の枠2本 計3本の枠で囲まれたクローゼットのこと。

4方枠とは上枠 両建枠2本と下枠 計4本の枠で囲まれたクローゼットのこと。

中鴨居の奥の棚板を枕棚として再利用

その次に実施するのが中鴨居の奥の棚板の調整です。クローゼットでは枕棚として活躍してもらいます。中鴨居の奥の棚板を再利用するに当たり、注意するのは2点。1点目は中鴨居から奥の棚板の下にハンガーパイプを設置して洋服を下げるため、耐荷重が必要になるので強度が出るように中鴨居から奥の棚板部分の補強工事をしっかりとするということです。2点目はハンガーパイプの設置を忘れずにということです(笑)

クローゼットの設置

そしていよいよクローゼット枠の取り付けです。枠の取り付けに当たり現在の開口寸法と枠の寸法の大きさが違う場合には開口寸法を枠寸法に合わせるように壁を新規に造作します。もちろん開口寸法ありきで、枠を開口寸法に合わせることも可能ですが枠が特注になり納期とお金がかかるので、一般的には現地の開口寸法を枠に合わせるようにします。最後に扉を設置して建具の調整をして大工工事は終了となります。

内装工事

最後にクローゼット内部の壁紙貼りを実施します。中鴨居奥の棚板ですが、クロスを貼らずにそのままベニヤの状態で枕棚としてお使いになるのが一般的ですが、予算のある方はダイノックシートを用いて枕棚にシートを貼ってみるのも良いかもしれませんね。床もベニヤそのままという方が多いですが、クッションフロアを貼るのも仕上げとしてキレイですね。いずれの工事も内装工事屋さんで対応可能です。

忘れずに

大工工事では、クローゼット枠に押し入れ開口部を併せることをお伝えしました。そうすると新たにつぎ足しした壁には当然ながらクロスが貼っていない状態になりますので、クローゼットを設置した面は区切りの良い所で全面的にクロスを貼り替える作業が必要になってきます。

ABOUT ME
hiro
住宅資材卸会社での営業経験とリフォーム会社での現場施工管理で培った経験をもとに、みなさまに快適空間をご紹介できればと思いブログを作成させて頂きます。