アクセサリー

サニタリー・アクセサリー取り付けてみた。

トイレ・洗面室などの水廻りに必須なアイテム。

サニタリーアクセサリーとは?

出展:LIXIL https://webcatalog.lixil.co.jp/

トイレに設置するタオルリングやタオル掛け紙巻器などを指し、洗面室においてはタオル掛けやタオルリングなどを指します。設置するにあたり注意すべき点や私が設置していて気付いた点などを共有していきたいと思います。

設置するには壁の補強は必須

カーテンレール設置の所でもお伝えしたように、アクセサリーも壁の下地補強は必須となります。クロスの張り替えを伴う場合は、クロスの張り替えを行う前に壁の下地の補強(設置したい場所の壁をベニヤや木材などの保持力のある材料に替える)を行います。もしクロスの張り替えを行わない場合は壁の下地補強をすることは難しいので、下地がある(石膏ボードの裏側に木材など保持力のある材料がある)所を探してそこにアクセサリーを留めるためのビスを打つ必要があります。その場合には下地チェッカーなどの道具を使って下地のありかを探索します。決してビスアンカーを使って留めることの無いようにしましょう。タオルリング(ハンガー)や紙巻き器も使用する事にその振動がアクセサリーに伝わり壁(石膏ボード)が破損して行きアクセサリーが脱落してしまいます。

設置場所にも気を遣う。

アクセサリーは、どこに設置するか迷うことが多いですが、基本がありますので押さえて行きましょう。

LIXIL 紙巻器 FKF-AC32C

紙巻き器

TCシリーズFKF-AC32C

トイレに設置する紙巻き器。使用する場合を考えるとどこに取り付けたらよいか見えてきます。トイレットペーパーを手にするケースは大抵トイレに腰かけた状態かと思います。そのことを想定すると高さは床から85㎝程度の所に設置するようにします。トイレ本体と紙巻き器の距離ですが、トイレに座ってトイレットペーパーを手にしますので手の届く距離感に設置するのが望まれます。その際にトイレのリモコンがあれば紙巻器の上にリモコンを設置するとトイレ全体がすっきりします。

タオルリング(トイレ)

LIXIL タオルリング KF-91

タオルリングを設置するに当たり注意する点は二つ。一つはトイレの手洗い器のなるべく近くに設置することです。トイレの手洗い器で手を洗った場合 なるべく床に水滴が落ちないようにしたいですよね。そのため近くに設置することが望まれています。注意する点の二つ目は高さですね。タオルリングに掛けるタオルの長さを考慮に入れた高さを計算して設置したい所ですね。どんなタオルをかけるか事前に業者にお伝えすると使い勝手が格段に良くなります。私が設置をする場合には、お施主様が付いていない(物件が売れる前のリフォーム工事)の場合が多いので、基本に基づいて設置しています。床から130㎝の所にタオルリングのリングの輪の下端がくる程度を目安にしています。

タオルリング(洗面室)

洗面室にタオルリングを設置する場合は、洗面化粧台の横に設置するケースが多いです。その場合にも設置する位置に注意します。
まずは洗面化粧台の鏡の開閉に邪魔にならないように設置するということ。3面鏡の場合には両側の鏡が開閉できるタイプですのでその開閉の動線上にタオルリングを設置しないように気を付けます。
またタオルリングは水かかりの観点から洗面化粧台の奥行の中に設置したいので、トイレのタオルリング同様タオルをかけた際にタオルが洗面化粧台のカウンター等に設置しないような高さに設置したい所です。

下地補強が出来ない場合、どうしても設置場所が制限されてしまう。

見てきたように、アクセサリーは使い勝手等を考えると意外と設置場所は制限されてしまいます。下地チェッカーなどで下地のある場所を見つけて設置するのもリフォーム工事代金を節約する良い方法であると思いますが、一方で使い勝手が悪くなる可能性もあります。下地チェックをした上で使い勝手が悪い所にしか下地がない場合はクロスの張り替えを前提とした下地補強を考えるのも良いかもしれませんね。

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hiro
住宅資材卸会社での営業経験とリフォーム会社での現場施工管理で培った経験をもとに、みなさまに快適空間をご紹介できればと思いブログを作成させて頂きます。