キッチン

キッチンビルトイン食洗器交換の注意点

もはや必需品、食洗器

もはやこのアイテムがないお宅はないという
位に普及した感のある食洗器。食洗器には
キッチン本体に組み込むビルトインタイプと
キッチンの天板に設置する据え置き型があり
ます。
今回考えたいのは、ビルドイン食洗器の間口
についてです。

交換の需要も出てきた食洗器

食洗器は発売を開始して数十年経ちます。
ですので最近では「食洗器を新しく入れ替え
たい」というご要望を頂くこともしばしば。
そこで注意したいのが食洗器自体の幅です。
交換においては重要なポイントとなりますので
見ていくことにします。

食洗器の幅によっては交換ができないことも。

ビルトイン食洗器のサイズ(間口)は当初
30㎝というバリエーションがありました。
これはキッチン本体の間口が小さい場合
(ex 195㎝)には食洗器にスペースを取ら
れてしまうとガスコンロやシンクにスペース
を割けなくなってしまうために間口30㎝と
いうバリエーションがありました。
またL型キッチンにもよく採用されていた
ようです。

現在ではメーカーは幅30㎝タイプのビルト
イン食洗器を製造しておりません。

ですので、同じ間口(30㎝)の食洗器を
交換することは不可能になってしまいました。

間口45㎝の食洗器に交換する

30㎝のビルトイン食洗器が設置されて
いる場合、45㎝間口の食洗器に交換可能か
検討しましょう。

キッチン奥行が60㎝以上あるか

現在製造されているビルトイン食洗器を設置
する場合に必要な寸法となります。
キッチンの天板が奥行60㎝あれば問題ない
です。

間口45㎝のスペースが確保できるか。

もともと設置されていた間口30㎝の食洗器
の代わりに45㎝の食洗器を設置しようと
しているわけです。
ですので、45㎝のスペースが必要になり
ますので既存設置スペースの横に15㎝間口
の収納などがあればそのスペースも含めて
45㎝のビルトイン食洗器の設置が可能に
なります。ただ15㎝のスペースが確保できる
かどうかの判断は専門の業者に確認させると
良いと思います。

据え置き型の食洗器に変更する方法も

もし専門の業者に現地を見て貰って交換不可
という判断になったとしても別の方法があり
ます。

既存のビルトイン食洗器の代わりに据え置き
型の食洗器を設置するという方法です。
ただこの場合も注意点がございますので以下
に列挙したいと思います。

シンク側に据え置き型食洗器を設置するスペースがあるか

食洗器を据え置き型にする場合は、キッチン
シンク側に食洗器本体を置くスペースが必要
になります。(排水の関係)
調理機器とシンクの間のワークスペースに
設置した場合には、炊事をする際の邪魔に
ならないようにしなければいけません。

据え置き型食洗器に水をどうやって供給するか。

当然ながら据え置き型食洗器にも水を供給
する必要があります。どこから水を引くか。
キッチンの水栓から分岐するのが一般的です。
その際に注意するのが水栓の仕様によっては
分岐できない場合があるのでそのことを知っ
ておくと良いと思います。
その場合には水栓を交換する事で分岐できます
ので専門業者に見てもらうようにしましょう。

据え置き型食洗に専用電気配線をどうやってもってくるか。

食洗器は電気を意外と消費します。食洗器は
単独配線で作動させないとブレーカーが落ち
るなんてこともあります。
据え置き型に変更した場合には専用の配線を
食洗器までどうひっぱるかが一番のネックと
なります。
ビルトイン食洗器に専用配線が敷設されて
いる場合、その専用配線を据え置き型食洗器
の所まで持ってこれれば一番良いのですが。
専用配線を敷設することが難しい場合には
施主様に、食洗器の使い方(同じ系統内で
容量の大きい電化製品などを食洗器と同じ
タイミングで使用しないなど)を考慮頂く
必要が出てきます。

おまけ

既存のビルトイン食洗器は使わくなるので
そのままにしておくのはもったいないです
ね。
可能なら間口30㎝のビルトイン食洗を
とりだして、空いたスペースを収納
スペースにすることも検討すると良いと
思います。その場合も専門の業者にその旨
を相談して見てもらって下さい。

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hiro
住宅資材卸会社での営業経験とリフォーム会社での現場施工管理で培った経験をもとに、みなさまに快適空間をご紹介できればと思いブログを作成させて頂きます。