ドアストッパー

アームストッパー取り付けてみた。

アームストッパーって?

アームストッパーとはあまり耳馴染みのない商品だと思います。ですが住宅においては非常に重要な役割を果たします。
私が設置した経験をもとに、どういった商品であるかとかその機能について共有していきたいと思います。

ドアストッパーの一つ、アームストッパー。

出展:パナソニック https://esctlg.panasonic.biz/

そもそもドアストッパーって何?という疑問があります。
ドアストッパーとは文字通りドアをストップする役目の部材。内装ドアはドアストッパーがないとどこまでも開こうとするので、壁に激突しクロスを痛めてしまいます。
そういったことを防ぐためにストッパーを設置します。ドアが90°開くところに壁が来る場合には床に設置するドアキャッチャーというドアストッパーを設置します。
ドアが90°開く所に壁がある場合、壁の際(きわ)にドアキャッチャを設置することになるので邪魔になりません。ただ廊下に面している部屋で部屋の内側にドアを開閉できない場合は、ドアを90°開閉した所に普通壁は来ませんので(ドアキャッチャーが廊下の通行の邪魔になるため)アームストッパーを設置することになります。
そういう理由で、廊下に面した洗面室やトイレにアームストッパーを設置することが多いのです。

アームストッパーはドア枠とドア本体に接続する。

床ストッパーは床とドア本体にそれぞれ部材を設置します。
それぞれの部材には磁石が付いていて、床の部材にドアの部材が近づくと磁石の力(ちから)でドアが開き続けるのをストップします。
一方アームストッパーはドアとドア枠に1本のアーム(伸縮する棒)を接続します。伸縮するアームが伸びきった所でドアがストップします。

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設置場所を間違えるとドアの開閉に支障をきたします。

伸縮するアームはドアが閉じているときには一番アームが短い状態ですが、ドアが90°~100°程度に開いている状態の時にはアームが伸びきっている状態にします。
設置する際には開きたい角度(100°程度)までの所で一度アームを伸ばしきって仮に取り付けを想定して、そこから開閉を繰り返ししてしっくりする設置位置(ドア本体側、ドア枠側それぞれ)を探すのが良さそうです。

角度をよく検討せずに取り付けてしまうと・・・

仮設置をしながら角度を決めて本設置に移っていくお話をさせて頂きましたが、そういった事前準備を怠ると設置した後で開閉の不具合に気づいても後々やっかいです。
ドア本体で設置位置のやり直しになった場合にビス穴が増えてみっともないことになりかねません。

まれにアームストッパーを設置できないドアがある。

出展:パナソニック https://esctlg.panasonic.biz/

アームストッパーはドア枠とドア本体にそれぞれ伸縮するバーを接続するとお伝えしましたがまれにアームストッパーが接続できないドアも存在します。
ドア本体の、アームストッパーを接続する部位がガラスなどで出来ている場合です。
そういうドアはたいていリビング入口ドアに使用されることが多いので、90~100°の位置でのドアストップを一度改め180°ドアを開いた位置に床ストッパーを設置するなど、臨機応変に対応しましょう。

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hiro
住宅資材卸会社での営業経験とリフォーム会社での現場施工管理で培った経験をもとに、みなさまに快適空間をご紹介できればと思いブログを作成させて頂きます。