収納扉

可動式棚を設置してみた。

フレキシブルに寸法を決めることが出来る可動式棚板

洗面室やトイレなどサニタリー用品にあると大変便利な棚板。ライフスタイルの変化や家族構成の変化に伴い棚板同士の間の寸法が変えられる可動式棚板が人気です。設置場所により設置方法が変わる可動棚。その設置方法をみなさんと共有してみたいと思います。

設置場所として一番人気なのは

出展:南海プライウッド サニタリー収納カタログ

要望が一番多い設置場所はやはり洗面室です。新たに建売住宅を購入した方、中古住宅(戸建てにしろマンションにしろ)を購入しリフォームしてお住まいになられる方、人それぞれですが、新しい生活を始める方は少なからず収納に不満をお持ちのようで、改善したいと考えるようです。収納不足の改善手段として吊り戸を設置するという方法もありますが、ハコがつねに洗面室の片隅に陣取っているというのはあまり好まれないようです。その点可動棚は圧迫感がそれほど感じませんので人気があるのかもしれません。

ランドリーラック洗濯機収納棚2段ハンガー付き棚2段ホワイト幅60㎝

3x6サイズの板をカットして棚板を設置

棚板は3尺×6尺というサイズの板を、設置したい場所の寸法に合わせてカット。間口が900㎜で奥行が300㎜の板を可動棚で考える場合には、最大で6枚取れる計算になります。

まずは棚柱を設置するための壁の補強から。

棚柱を設置するには、設置する面の壁の補強が必要になります。そうしないと棚柱が壁に設置したとしても棚板の重みを受けて外れてしまうことになります。

基本の設置条件は、両側が壁であること。

どういうことかと言うと、棚板を設置するに当たり棚柱を両側の壁4か所に設置します。そのレールにツメと呼ばれる棚板受け金物を設置し棚板を上に乗せれば棚板として使用することが出来るという訳です。棚柱にはツメをはめ込むための穴が一定の割合で開いており、ツメを自由に移動させることで板の高さを自由に変えることが可能になります。3x6の板を追加し加工、またツメも追加すれば棚板を増やすことも可能になりますし、棚板を減らすことも容易です。その時は外した棚板とツメは大切に保管しておきましょう。

棚板を設置するにあたり、「正面付けも出来る」ことを知る。

出展:ウッドワン 内部収納カタログ

両側に壁があることが可動棚を設置する城乾とお話しました。そうすると設置したい場所には両側に壁がないとあきらめるしかないの?と思う方がいらっしゃるかもしれません。そんな時は正面付けという方法を検討しましょう。両側壁がある場合には、それぞれの壁に棚柱を2本づつ計4本設置しました。正面付けの場合は、棚柱を両側の壁に計4本設置する代わりにに正面の壁に2本だけ設置してツメの代わりに棚板をブラケットで取り付けるという方法です。この場合はブラケットの奥行に棚板の奥行が制限されることを予め了承しておいて下さい。

最後に棚板の小口部分に同色のテープを貼って完了

棚板は3x6の板をカットして可動棚にしていくというお話をさせて頂きました。棚板をカットした部分は小口といって木材が丸見えの状態です。きれいに仕上げるために板の厚みと同じ幅の小口テープを貼りましょう。設置してみて棚板が水平になっていれば完了になります。

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住宅資材卸会社での営業経験とリフォーム会社での現場施工管理で培った経験をもとに、みなさまに快適空間をご紹介できればと思いブログを作成させて頂きます。