縦に取り付ける事が多い収納扉の取手
収納扉の取手の取付方向って意識したことございますか。
キャッチ画像のように、縦方向についているのを多く見かけます。
これはなぜなのでしょうか。
私もリフォーム工事において特に不動産会社様からは指示を頂く
ことは皆無で、私から大工さんに指示することもありません。
実は私もあまり意識していませんでした。
横方向に取り付けるのが普通と思っている方も当然おります。
ある日のこと。いつものようにお客様である不動産会社から頂いたリフォーム現場
での出来事。馴染みの大工さんが現場でケガをしてしまい急遽違う大工さんが現場
に入ることに。
大工工事も佳境にはいっている状態で、残っている大工工事は建具の取付がメイン
でしたので特に打ち合わせをする必要もないと判断し任せていた所、収納扉の取手
を横に設置して現場を離れました。
この時に「ああ取手の取付は縦方向が当たり前じゃないんだ」と反省した次第。
不動産会社様にお伝えした所、今回はこの横方向で取り付けたままで良いから
次回から気を付けて」と言って頂きました。
実は取手は縦方向、横方向どちらでも取付可能
取手を取り付ける際にビスを使って取り付けます。縦、横どちらでも取付が
出来るように、収納扉には出荷の段階でガイド穴が開いている状態で現場に
納品されます。ですので縦方向、横方向どちらにするかは我々で決めること
が可能です。
どちらの方向にするかはあなた次第
取手取付の方向は選ぶことが可能です。
最近の建具のシートは良く出来ていて、横木目の扉などがあります。横木目
の扉ですと取手も横にするとキレイに見えますし、縦木目であれば縦方向が
スッキリするかもしれません。
あと忘れてならないのは、使い勝手ですね。
観音開きの収納扉でしたら、横方向に取手が付いているほうが使い易いかな
と個人的には思います。
また収納扉のどちらか一方が壁に近接している場合も縦方向より横方向の方
が使い勝手が良さそうに思えました。ただその場合横方向に設置すると扉の
開く角度が、縦方向の取手に比べ制限される可能性がありますので注意が必要
です。
リフォーム工事の中で収納扉を新規に設置する場合などは工事着工前にメーカー
ショールームなどで一度体感してみることをお勧めします。
