ガラスフィルムとガラスには相性がある
ガラスフィルムを貼ることで得られるメリットは以前のブログでも紹介させて頂きました。
ガラスフィルムはガラスの種類を選ばずにどんなガラスにも貼ることができるのでしょうか。みなさんと共有していきたいと思います。
フロートガラスでは問題なく施工可能
フロートガラス(透明ガラス)にはガラスフィルムの種類、性能問わず施工頂けます。フロートガラスはガラスフィルムと非常に相性が良いと言えるでしょう。
型板ガラス

型板ガラスとはガラス表面に模様を施したり、不透明にしたガラスのことを指します。凹凸のあるガラスのため、施工できるガラスフィルムは限られてしまいます。
網入りガラス

ガラスの中にワイヤーで網目が入っているガラスのことを言います。火災時のガラス飛散防止を目的として作られています。網入りガラスにガラスフィルムを貼ることは熱割れを誘発するとして長らく「網入りガラスにはガラスフィルムは貼らない」というのが業界の定説でした。
でも最近では網入りガラスにも貼れるガラスフィルムが販売されているようです。(それでも熱割れしないことを保証するまでには至っておりませんが)しかも網入りガラスに施工可能なガラスフィルムの性能は、飛散防止などに限定されています。
熱割れとは熱を吸収して膨張し
やすいガラスと、熱を受けても
膨張に変化があまりないサッシ
に埋め込まれたガラスの膨張の
度合いの差がガラスの強度を
超えた時に起こる現状です。
まとめ
ガラスフィルムとガラスとの間には相性があります。ガラスフィルムの性能はいろいろありますが相性の悪い組み合わせをしてしまうと、熱割れを起こす可能性もあります。特に網入りガラスに遮熱性のガラスフィルムを貼ろうと思ってもそれは避けたほうが無難です。その場合にはガラスをペアガラスに変更したりインナーサッシを採用するなど、フィルム施工を別の方法に変更することも考慮に入れたほうが良いかもしれません。