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あまり知られていないエアコン先行配管
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リフォーム工事の中で、エアコンの先行配管というものがあることはあまり知られて
いません。
近年では住宅の各部屋に必ず1台エアコンが付いているのが当たり前の時代です。
ですのであまりにもエアコンが身近になりすぎてエアコンの先行配管も当たり前のように
自宅に設置されているケースが多く、その存在自体が忘れられているのかもしれません。
でも意外と重要な工事になりますから、どういったものか知っておいても損はないと思い
ます。
馴染みのない先行配管
![](https://gai5963.com/wp-content/uploads/2022/05/2702159_s.jpg)
先行と言う言葉が表す通りに、エアコン本体を設置する前段階で室内機と室外機を
結ぶ冷媒管と呼ばれる管を住宅の壁や天井裏、あるいは床下に隠ぺいして通しておく
のがエアコン先行配管となります。
もちろんエアコンには電源が必要になりますので、エアコン設置が想定される場所
に電源(専用配線)を敷設する必要があります。電源敷設もエアコン先行配管の一部
と言って良いでしょう。
室外機と室内機との間に距離がある場合に必要なのが先行配管
![](https://gai5963.com/wp-content/uploads/2022/05/4027821_s.jpg)
もう少しエアコン先行配管について触れておきたいと思います。
一般的に言ってエアコンを設置する場合にエアコン室内機と室外機が壁1枚を挟んで
設置する場合には、冷媒管を通す穴さえ開いていればエアコンの先行配管が必要ない事
になります。(リビングに室内機を設置 ベランダに室外機を設置するケースです)
エアコン設置と同時に冷媒管も敷設することが可能ですから。
このケースでは壁に配管を隠ぺいすることはできませんので、室内側の冷媒管むき出しの
所には必要なら配管カバーを設置して意匠性を持たせましょう。
問題は室内機と室外機との間に距離がある場合です。この場合エアコン設置と同時に
冷媒管を通すとなるとそのルートを確保するのに一苦労、見栄えもよくなく、しかも
確実に生活動線の邪魔になります。なんせ室内はすでに仕上がっている状態ですので
室内を壊してまで冷媒管を通すわけにもいかず・・・
エアコン先行配管は家を建てる時やリフォーム工事内で実施
![](https://gai5963.com/wp-content/uploads/2022/05/708236_s.jpg)
ですのでエアコン先行配管はリフォーム工事を実施する際に実施するのが一般的
となります。エアコン先行配管を敷設した後に先行配管廻りを仕上げれば配管は
キレイに隠ぺいされますので。
住宅を購入する際には、エアコンの設置されていないお部屋がないか確認しましょう。
もしエアコンが設置されていないお部屋がある場合にはエアコン先行配管を考えると
良いと思います。
実際住み始める前にリフォーム工事を実施するなら先行配管はおすすめです。