玄関収納を床から浮かせて取り付けるのが今の流行り
現在お仕事を頂いている不動産会社さんの仕様は決まって玄関収納のフロートおさめ
です。なぜなのか分かりませんが現在の流行りのようです。
フロート設置することのメリットとデメリットを考えてみましょう。
見た目がおしゃれ
筆者は不動産会社様からマンションのリノベーション工事を承ることが多く、建具や
玄関収納の交換をする機会が非常に多いです。
不動産会社様からのお仕事ですので、私がリフォーム工事をした後に売り出しを行う
ケースが殆どです。
したがって、いかに早く売れるかを考えて仕様を決めていくと見た目重視となり玄関
収納の設置方法はフロート収めが多くなるようです。
どうやら物件を案内する際に玄関ドアを開けて第一印象を良くするために玄関収納を
フロートタイプにして、下側に間接照明を設置し好印象を与える手法が主流のようです。
使い勝手が良い
玄関に設置するのが玄関収納です。当たり前ですが。玄関には玄関土間と廊下の間に
框(かまち)とよばれる建築資材で見切られているのですがこの框部では段差が生じ
ます。この段差があるために玄関収納を玄関土間から30㎝ほど浮かせておくと使い
勝手が非常によくなります。
また玄関土間と玄関収納の間にスキマがあると、つっかけなど収納にしまうほどでもなく
ちょこちょこ使う頻度の多い靴を置いておくスペースとして重宝するという理由でフロート
をされる方もいらっしゃるようです。
大容量の玄関収納を設置するため
玄関土間と廊下の間にある框部では必然的に段差が出来るお話はすでにしました。
段差があるために玄関収納の間口を大きくしようと思ったら必然的にフロートに
しなければいけなくなります。
近年の玄関収納は靴の収納にとどまらず傘やコート、ゴルフバックやベビーカー
などあらゆるものを収納できるように考えられていますのでどんどん大きくなる
傾向にあるようです。
デメリット
設置費用 資材費用
設置するに当たり、壁の補強工事が必要になりますので通常の据え置き型の
玄関収納よりも費用がかかります。また玄関収納も大きくなるので資材費が
かかりますので費用対効果を十分に考慮して導入を検討したい所です。